広告 このコンテンツには広告を含む場合があります
【ブームへの警鐘】守ってほしい、キャンプ場の9つのマナー
こんにちは。アウトドアライターaimiと申します。
2018年、ほんとうに「キャンプブーム」がキテいるな、と感じることが多くなりました。
なぜかというと、
- 雑誌の「キャンプ特集」が増えた
- 山の雑誌ですら「テント泊特集」に力を入れている
- 災害王国ニッポン。「人に頼ることなく自己完結できる」キャンプ道具をそろえる人が増えている
https://www.aimisuna.com/2018/07/11/nishinihongouu/
とくにアウトドア派でない人にも「キャンプグッズ」が浸透した理由は③が大きかったのではないでしょうか。
2017年熊本地震、2018年西日本豪雨災害で熊本・岡山それぞれの地で、登山家の野口健さんが「テント村」を作ったのは記憶に新しいです。
熊本県益城町https://www.nishinippon.co.jp/nnp/kumamoto_earthqueake/article/322436/
岡山県総社市
キャンパーへの批判が大きくなっている件
そんな中2018年「ゆるキャン△」というアニメの影響で、山梨県・本栖湖周辺のキャンプ場のマナーが問われ、
漫画の影響で、日に日に激混みする本栖湖:洪庵キャンプ場だが・・来る度に酷い有り様。直火(可)を、何か勘違いしてるのか!?焚き火後に残った燃えかすは、燃えるゴミで持ち帰れ!石組は崩せ!ましてや網や空き缶放置は、もっての他だ!自然を大切にしない奴は、自然の中にお邪魔する資格なんかない。 pic.twitter.com/v3ZuIXtuqc
— ビータキ・キャンソロ病 (@vojWpvFIrvHptX7) 2018年9月20日
写真家が足しげく通う夜景・星撮影のメッカ、長野県「高ボッチ高原」においてはもともとキャンプ禁止なのにテントを張ってしまうというマナーが悪い人が多く、最近注意喚起があったのだとか。
ゆるキャン△の影響が全く無いとは断言できんけど、そういった積み重ねが有った上での例の張り紙やぞ。その張り紙にしたって諏訪湖で行われる花火大会の時に高ボッチ高原にテント張って場所取りするアホども向けに貼られたもので、ゆるキャン△の『ゆ』の字も出てこないからな? pic.twitter.com/sfNANE1KRo
— 名 古 屋 (@xxxnagoya) 2018年8月31日
これでは、キャンプできる場所が減ってしまいます。
そして、キャンプを愛する人が負担を強いられることも。
具体的には
- キャンプ場閉鎖(管理しきれないため)
- キャンプ場を完全予約制にする
- キャンプ場の管理費を高くする(ゴミの処理費・お客にフィルターをかける)
これでは本来の「思い立ったら行ける」「リーズナブル」「自由さ」というキャンプのメリットがなくなってしまいます。
「自分たちだけよければいい」という人が減らない限り、環境に負担がかかりキャンプ場にも迷惑が掛かります。
そこでどうすればいいか?を個人的に考えてみました。
守ってほしい、キャンプ場の9つのマナー
出発する前からネットで情報を集めておく
キャンプは準備がものを言います。
- 近くの温泉施設
- スーパーマーケット
- 薪は現地調達できるか
- 何かあった時の近く医療機関の住所
これだけ調べておくだけでも当日の運営がスムーズになります。
あちこち行かなくていいため、ガソリン代の節約にも。
当日キャンプ場についてからスーパーを探しに行くのは遅いですよ!!
管理人さんに聞いても受付が混んでいたりしたら大迷惑になることも。
またサイト内で出入りが激しいクルマは考えものです。
キャンプ場についたら出かけなくていいようにするのがスマートです。
管理人さんの言うことを聞く
キャンプ場に入場してはじめて会う人=管理人さんでしょう。
管理人さんはあなたの姿をひと目見て「キャンプ慣れしているかどうか」雰囲気(?!)で説明を省いたりすることがありますので、もしわからないことがあったら遠慮なく聞いておきましょうね。
サイトに行ってから(バラけてから)わからないことが出てきたら電話するしかなくなってしまいますし、その場所が電波の届かない場所の場合はちょっと困ってしまいますよね。
山梨県「道志の森キャンプ場」は広すぎて、電波のないところが大半でしたよ…。
https://www.aimisuna.com/2018/05/23/dohshinomoricamp/
サイト内に書いてある注意書きをよく読む&危険予測する
管理人さんに説明を聞いた後でも、サイトの場所によって注意事項が異なったりする場合があります。
例えば…
川岸のキャンプ場なら
- 上流にダムがあるので川ぎりぎりにはテントを張らないこと
- 川遊びをする際はライフジャケットを着ること
海のキャンプ場なら
- 津波が来た際の高台への避難方法を確認しておくこと
- クラゲ・トンビに注意すること
- 海遊びをする際はライフジャケットを着ること
山のキャンプ場なら
- 夜、獣が出るので食べ物を外に放置しないこと
一度テントの外にパンを置いたまま寝てしまった時は、全部カラスのえさになっていて驚いたことがあります…ビニルの中はもちろん空っぽでしたw
[chat face=”SnapCrab_NoName_2018-8-1_9-25-26_No-00_0801092807.png” name=”aimi” align=”left” border=”red” bg=”none”]あの時はカラスの鳴き声がやけに近くでするなと思ったよ( 一一)[/chat]
山奥にはクマやシカが生息する場合もあるので注意が必要です!
また、不特定多数が出入りするキャンプ場。盗難にも注意が必要です。
直火をやめる
最近、「直火禁止」キャンプ場が増えてきたのにも理由があると思っています。
直火をするとメリットはあまりないんですよね…。
別記事に書いているのでよかったらご覧ください。
https://www.aimisuna.com/2018/09/29/jikabi-camp/
共同設備をきれいに保つ・占有しない
炊事場や、トイレ、所によってはシャワーやお風呂があるキャンプ場もあります。
どの設備もあとの人のことを考え、キレイに使うようにしましょう。
ごみを捨てない・燃やさない(or既定の場所に捨てる)
高規格キャンプ場
高規格キャンプ場ではその自治体のごみ袋を受付時にいただいて、ゴミ捨て場にもっていくスタイルにしているところが多いです。
またはごみ処理料(500円程度)を払い、チェックアウト時に受付にもっていくスタイルのキャンプ場も。
私は旅の途中なら有料でお願いすることもありますが、「もう帰るだけ」なら持ち帰る場合多いですね。
無料キャンプ場・持ち帰りのキャンプ場
無料キャンプ場やごみ処理を受けていないキャンプ場では「持ち帰り」しか選択肢はありません。
そのことを踏まえて無料キャンプ場を選択するようにしましょう。
https://www.aimisuna.com/2018/09/19/motomura-camp-ochi/
音楽を鳴らさない
私はロックなどの音楽が大好きですが、キャンプ場でかけるようなことはしません。
大体のキャンプ場が自然の豊かな音にあふれ…(*‘∀‘)
- 川のせせらぎ
- 海の波音
- 野鳥のさえずり
にいやされています。
[chat face=”SnapCrab_NoName_2018-8-1_9-25-17_No-00_0801092714.png” name=”aimi” align=”left” border=”red” bg=”none”]野外フェスは大好きですけどね![/chat]
キャンプ場はキャンプ場の楽しみ方があります。
音楽をかけてワイワイするのもいいですが、それがまわりにどういう影響を与えているか?考えてみましょう。
キャンプ場で、まわりを見回してみるのは結構大事なことです。
21時以降静かにする
「音楽をかけない」同様、夜遅くまで騒ぐのは絶対にダメです。
例えば
- 次の日の予定は午前中からつまってる
- 遠方出発で朝が早かった。しっかり眠りたい
- 都会の疲れをいやしに来た
みなそれぞれの事情があってキャンプ場に来ています。
居酒屋と間違えて騒ぎに来ているのだとしたら、考えが間違っていますよ。
キャンプ場には来ないで下さい。
21時以降は静かにしましょう!
寝れなくても、静かに過ごせるあそびもあります。
私はテントの中でオフラインでも読める電子書籍(雑誌)・やオンライン環境なら動画を見ている場合が多いですね。イヤホンも持っていくと便利です。
https://www.aimisuna.com/2018/08/29/rakuten-magazine/
https://www.aimisuna.com/2018/09/21/mountain-movies-amazon-prime/
他人のサイトを横切らない
とくに区画が割り振られているキャンプ場では気を付けてほしいのですが、お金を払って借りているサイトに他人が立ち入るのは無礼です。
見知らぬ人が勝手口から勝手に入ってきて、台所や居間を通って玄関から出て行くようなもの。
たとえフリーサイトのような特に区画分けがされてない場所だとしても、他人のテントを迂回するように歩くのが常識です。
[chat face=”SnapCrab_NoName_2018-8-1_9-25-26_No-00_0801092807.png” name=”aimi” align=”left” border=”red” bg=”none”]立場が逆だったら困りますよね?( 一一)[/chat]
近くを歩かれるととても気になるものですよ。
キャンプ場にもプライバシーはあります!
まとめ:初心者もベテランも関係ない。マナーを守って気持ちよくキャンプ場を利用しよう
ここでいちどまとめましょう。
守ってほしい、キャンプ場の9つのマナー
- 出発する前からネットで情報を集めておく
- 管理人さんの言うことを聞く
- サイト内に書いてある注意書きをよく読む&危険予測する
- 直火をやめる
- 共同設備をきれいに保つ・占有しない
- ごみを捨てない・燃やさない(or既定の場所に捨てる)
- 音楽を鳴らさない
- 21時以降静かにする
- 他人のサイトを横切らない
キャンプ初心者の方は「いっぱいあるのだな…」と驚かれるかもしれません。
でも基本的な考え方
- 自然を大切に
- あとからキャンプ場を利用する人の気持ちを考える
さえ理解していればなんてことはありません。
- 装備をミニマムに、スマートなキャンプ
- テントも料理も豪華に、グランピングキャンプ
たとえどんなスタイルでも、キャンプ場での守るべきマナーは同じですので…
ぜひ、あなたもマナーを守って楽しくキャンプを楽しんでくださいね!
以上、 『守ってほしい、キャンプ場の9つのマナー』の記事をお送りしました。
はじめてのキャンプに読んでほしい一冊
「はじめてのキャンプ for Beginners 」
はじめてキャンプに行かれる方で「何もわからないよ…」という方はこちらの本をご一読するのをおすすめします。
\「はじめてのキャンプ for Beginners 」♪/
テントで寝る前に挑戦してほしいのは、キャンプ場内にあるバンガロー泊。
バンガローで寝てみて、ちゃんと休めたかどうかでステップアップを図るといいでしょう!
また、いきなり全部買いそろえるのはNG。
レンタルなどをうまく利用して製品のことを知りましょう!
こちらの本には個々のレベルごとにどう動けばいいのかが書いてあり大変わかりやすいです。