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高知県でもお気軽雪山入門、寒風山【高知県いの町/愛媛県西条市】。
こんにちは!aimiです。
先日、佐川町のお隣のお隣、高知県仁淀川町で積雪があったということをラジオで知り、四国・雪山ハイカーにはおなじみの『寒風山』に向かいました。改めて思うのですが、平日に登山できるのって最高です!
夏にはハイキング程度の標高差で上れるというのもあり、大人気の寒風山。
【参考記事】
[blogcard url=”https://www.aimisuna.com/2017/06/05/post-1881″]
「標高1116mからスタートできる」というメリットを最大限に受けられるため、一年中気軽にできる登山コースとして親しまれています。
スタート地点の寒風山トンネル南口には、駐車場(30台程度)、「寒風茶屋」(GWや夏季のみ営業)がございます。
トイレもあるのですが、この日は冬季閉鎖になっていました。瓶が森林道の閉鎖にあわせて凍結対策で閉めたのだと思われます。愛媛県側から向かわれる方は西条市側のコンビニなどで、高知県側から向かわれる方はふもとの『道の駅木の香』で済ませてから登山口に向かうことをお勧めします。
今回のコースは?
寒風山トンネル南口 -50分-桑瀬峠 —1時間30分—寒風山山頂 -1時間-桑瀬峠—30分-寒風山トンネル南口(休憩なし3時間50分)
今回は霧氷撮影に多大な時間を要すると予想し、ざっくり6時間くらいかけてののろのろハイキングです。
今回の装備(いつもの夏山装備にプラスしたもの)
チェーンアイゼン
少し新雪があるとは予想があったけれど、人気の山なのでそれなりにトレース(踏み跡)があると予想し、あえてチェーンアイゼンに。結果、ちょうどよかったです。
ちなみに、寒風山から先の縦走路に撮影のために踏み入った際はトレースなく、6本爪以上推奨と感じました。人の動きを読んで装備を決めるのは結構重要なことです。積雪があったとしても帰りの日当たりのいいところでは外したりつけたりを繰り返すことも予想できたので、チェーンアイゼン一択でしたね。もう少し気温が低ければ10本爪アイゼンも忍ばせていくつもりでした。
スパッツ(ゲイター)
雪山では絶対に靴の中や靴下を濡らすことは厳禁です。凍傷になり遭難の可能性すらあります。ゲイターでレインズボンのすそを覆いましょう。
ハイカットの登山靴
できれば雪山用の登山靴を推奨しますが、個人的には四国の雪山だと多少オーバースペックに感じます。
高価なので、本州の高い山にも登る目的以外だと躊躇される方も多いかもしれませんが、持っておくと快適な雪山登山になること間違いないです^^動いているときはいいですが、止まったときに寒さが一気に襲ってくるのが雪山です。
ストック(冬用バスケットつき)
本当にストックは折り畳みが便利。以前はたためないモデルも持っていましたが、出番がなくなりましたw
車の中でも邪魔にならないし、もし手を使う山(クライミング要素の含まれる山)はストックを持ったままなんて危ないですし、外付けも危険。
専用ケースもありますので、持ち運び楽チン!このブラックダイヤモンドのモデルは超気に入っている商品。冬用バスケットはストックに取り付けて雪に埋もれないようにするオプションのアイテムです。
手袋(アウター・インナー2重で。ともに防水)
手の冷えは絶対禁物です。濡れないように防水の物を購入しましょう。5000円くらいからあります。
脱ぎ着しやすいアウター(防水)
最低限、ゴアテックスのもの。霧氷が解けてどんどん体に落ちてきて結構冷えます。迷わずアウターを着ましょう。水を防げます。
防水のレインパンツ
この時期【12月初旬~3月くらい】のこのコースの見所は?
『霧氷観察』と『雪山』です!
本当に四国に来てびっくりしたのは『霧氷』が頻繁に出ること。
関東に住んでいたときは近くの『丹沢』で霧氷が見れることは1年に数日しかないということでしたが、四国では結構長い間に渡って、条件さえそろえば見れるということで、スタッドレスタイヤを履いた常連のカメラマンさんが毎週のようにおいでになります。
『雪山』のほうは霧氷に比べればインパクトは小さいかもしれませんが、どかっと降る事もあるんですよ!
昨年2016年は雪に恵まれないシーズンでしたが・・・。
【参考記事】
[blogcard url=” https://www.aimisuna.com/2017/11/16/post-6311/”]
寒風山トンネル南口 –桑瀬峠
寒風山へは『寒風山トンネル南口登山口』からスタートします。
駐車場にはまったく雪がなかったのに、初めからアイゼンいるんじゃないか、というくらい真っ白な雪が登山道を覆っています。しかし、前に5台くらいの車があり、最低でも5人の人々が上に向かっているはずなので、まずはアイゼンなしで歩いてみることに。しかしすぐ必要になるのがわかるため、出しやすいところに入れてスタートします。
本当にこの日は天気がよく、霧氷が解けてしまう心配があるため、早足で歩きます。
しかし、この日は風邪が治って一発目の登山。思うように足が進みません・・・・
アイゼンをつけ、のろのろと亀足で桑瀬峠へ。
ここで先行の2人(ご夫婦)に追いつきます。西条市からの方で、ふもとから山を見て「行くべき日」をうかがっていたのだとか。そうです、寒風山は西条市から30キロちょっと。距離にしたら高知市よりもかなり近いです。
ちなみに私の住んでいる高知県佐川町からは60キロ以上あります。『サンシャイン佐川』や『虚空蔵山』くらい高いところに登っても、かなり条件がそろわなければ霧氷までは観察できません。(早朝でかつ望遠鏡なら見れるかもしれませんが・・・)
山を見てから「行くべき日」を決めれるなんてうらやましい環境ですよね!
桑瀬峠 –寒風山山頂
期待していた霧氷が現れ始めます。
真っ青な空に真っ白な霧氷が映えてすごく美しい!
本当に雪山をやっていてよかったと思える瞬間!
積雪もあって、クリスマスツリーと霧氷のコラボレーション!去年の1月でも冷え込みがあまりなくて、こんな体験できませんでしたのでとても贅沢な日になりました。
山頂には濡れないように休憩は難しいので、座布団を持っていくとお尻が冷たくならないのでグッドですよ~
この日、忘れて激しく後悔したのは私ですw
ついシーズンインは忘れ物が多くなりがち。アイテムによっては安全・命にもかかわるので注意したいところ。
仕方ないのでザックにレインカバーをつけて、お尻に引いてあったかいカップラーメンを食べました。
寒風山はなぜ四国の雪山入門の山なのか?
- 駐車場が広い
- 駐車場まで凍結があったとしても最悪下に止めて車道歩きで上るという代替案が取れる
- 標高差があまりない
- 下山後、「木の香温泉」に入れる
- アレンジしやすい
ざっと挙げても登りやすい理由がこれだけあります。アイテムさえそろえれば(靴を除けば総額3万円程度)、夏山だけしかやらないよ、という方もちょっと背伸びすれば雪山体験できちゃうお山なんです。
寒風山だけでもいいし、時間があれば伊予富士や笹ヶ峰に行ってもいい。行って後悔のない山なのでぜひぜひ行って見てくださいね~!
以上、「高知県でもお気軽雪山体験できちゃうのよ、寒風山【高知県いの町/愛媛県西条市】。」の記事をお送りしました。
雪山入門のアイテムをそろえ方から入門の山案内まで網羅されているこちらの本はかなりオススメ。関東からだと丹沢や八ヶ岳あたりがお手軽雪山。通年営業小屋もあります。ぜひお手にとって見てくださいね。↓
登山口へのアクセス
寒風山トンネル南口から寒風山登山口駐車場へは
「寒風茶屋」を目指すとわかりやすいです。
茶屋の目の前に駐車場・トイレがございます。※積雪シーズンは冬季閉鎖のため、ふもとの「道の駅木の香」で済ませていくのがベターです。