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パノラマ石鎚山系!紅葉ハイキングを楽しむなら!稲叢山(いなむらやま)一択!【高知県土佐町/いの町】

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こんにちは!高知県在住アウトドアライターaimiです。

先日、降りつつある紅葉前線を追うようにして、いの町と土佐町の境にあります、稲叢山(いなむらやま)に登ってきました。やっぱりこの時期は紅葉なしには登山は語れません。

つい1週間前、石鎚山系の「笹ヶ峰(標高1,800m)」に登ったのですが、残念ながら登山のスタート地点から常葉樹が多く、紅葉する木があまりないんですよね。なので少し物足りなさを感じて下山したのです。

今回、登った稲叢山(いなむらやま)はそれより低い、標高1,500m。植生がぜんぜん違います。まず、稲村ダム(こちらはこの漢字なんです)登山口に向かう林道からして圧巻の紅葉!もうここだけでもおなかいっぱいなんですよ。

稲村ダムの端から。ここは立ち入り禁止の柵があって中には入れません。

付近の岩などを敷き詰めて作られたロックフィルダム形式のダムです。

写真では伝わりにくく残念です。赤、黄、茶色。色とりどりの紅葉です!

今回のコース

稲村トンネル登山口からが一番標高差がなく、楽に登頂できるようですがそれではつまらないので稲村ダムから登りました。山頂までの距離と時間はそちらのコースより少し長い程度でさほど変わりません。

【旧道コース(保線道コース)から滝めぐりコースへ】

稲村ダム登山口→四差路→山頂→四差路→伝説の洞窟→大滝→林道へ→稲村ダム登山口(休憩なし3時間程度)

登山口の「稲村ダム」も紅葉が見事!

稲村ダムの駐車場という駐車場はありませんが、稲村ダム湖の横に整列して停めるのがいいでしょう。

この写真スポットの付近に停めるといいでしょう。

この日は結構自由な感じに停められていますが、混雑時は整列が無難です。

上の写真のとんがりの山が稲叢山です。全景が見えているというのはこれから挑んでいく感じが出ていていいですよね!写真後方に見える建物が稲村ダム管理棟。その横に登山者用のお手洗いがあります。

その建物の右側に出ると、登山口になってます。

この柵から向こうは車は入れません。人のみです。

後ろの建物がお手洗い

 

稲村ダム登山口→四差路

とにかく、ゆるい登りです。四国電力の管理が行き届いているのか、足元が埋まることもなく最初から快適すぎます。朝づゆもつきません!

ゆるゆると歩いていても適度に体が温まってきたら衣服の調整をしましょう。秋から冬は特に汗をかくのは厳禁です。低体温症の恐れがあります。

送電鉄塔が時折あって立ち止まってしまいます。送電鉄塔は、ヘリコプターによる上空からの巡視と徒歩による地上からの巡視を行うことがあるそうです。電力について考えるきっかけにもなる登山。面白いですよね!

旧登山道(保線道)の方向へ進みます。帰りは洞窟登山口のほうに降りてくる予定。

保線道というくらいなので、送電鉄塔がいっぱい。

待ってました!紅葉!

3本くらい稜線に向かう道に立っています。

四差路→山頂

四差路付近に近づくと、ブナの木が増えてきます。ハイキング程度でブナが見れる山、貴重すぎます!さすが四国!

地元の中学生のハイキングで使っているのでしょうか?ところどころにありました。「ごみを捨てるな」など。

ブナの木です。白い肌が紅葉/黄葉に映えます!

四差路にあります。唯一の間違えやすいポイントではありますが道は明瞭

展望スポット。岩の上に乗ると絶景が!土佐町方面は雲海です。

 

そして、山頂に到着!こんなに紅葉が見ごろなのに誰にも会いませんでした・・・贅沢すぎる。

冗談みたいな快晴!めちゃくちゃ気持ちがいいです!

三角点!

山頂は広くはないけれど、5,6人は休憩できると思います

仁淀川の距離が近い!この標高ならでは。国道194号もくっきり。

小さな祠と三角点!そしてthe石鎚山系!!くっきり!

 

山頂→四差路→伝説の洞窟

山頂で軽くランチを食べお昼寝をした後、下山開始します。

昼寝といっても、岩に座ってゴロンと寝転がってひねたぼっこする程度ですが・・・。一瞬意識が飛びましたw寒いとなかなかできないので、今が最後のチャンスでしょうね~。

実は、稲叢山の中で一番楽しみにしていたのは「大滝」。紅葉×滝のコラボレーションほど最強なものはありません。大好物!

来た道を戻り、あっという間に四差路へ。ここから大きくダムへの最短ルートへそれていきます。

道の様子は来た道より少し悪くなった程度。普段から登山慣れている人なら楽勝ですが、ここまで「ハイキング」と思ってた人は少しがんばりましょう!滑りやすい箇所に加え、渡渉(としょう:川を渡ること)もありますので注意しましょう。自信がない人は来た道を引き返すのが無難です。

今までの平和な道からの変化は、ギャップがあり楽しい!足元に注意しながら原生林を進んでいきます。

沢が現れました。映る紅葉を眺めていると日ごろの疲れも取れてきます。

名もなき滝がたくさん!虹も出てるし!素敵!

 

伝説の洞窟に到着!風、雨をよけられそうでビバーク最適地に見えます!大きな一枚岩が迫力ありますね。この洞窟は、平家落武者が非業の死を遂げたといわれています。

そしてここで本日はじめての登山者(ツアー)に会いました。

話を聞くと、地元土佐町の登山ガイドの方。やはりいいコースをご存知ですね。この先の見所を教えてくれます。そんなに時間も迫らないハイキングなので長話しちゃいました。今日初めて出会った人だったので余計に、ですね。向こうもそうでした。四国の方はおせっかいなくらいに優しくいろいろ教えてくれます。ありがたいです。

聞けば「稲叢山でこの滝めぐりコースを来ないのはもったいない」とのことでした!そして、地図を見せると、わたしとは逆のコースで回られるとのこと。わたし見る目あるかも!?見所ばっちり抑えてました!

 

【2018年秋追記】「伝説の洞窟」の鎖によじ登ってみた

どうやら、私は「伝説の洞窟」をすべてを知らなかったようです。

この山に訪れるのは4度目ですが、「伝説の洞窟」に鎖場があるのを知りませんでした。

鎖場があります。足場はしっかりしている

 

伝説の洞窟→大滝→林道

洞窟を抜けると名もなき滝が無数に。ひとつひとつ立ち止まり写真を撮ります。そしていちいち癒される。マイナスイオンのミストが落ちてくるんです。帽子を脱いでカラダ全体にミストを浴びてました!

 

これが大滝。届かない高い場所にあります!ズームで。

 

クライミングも過去やっていたポイントでしょう、ボルトのあともありました。岩がいっぱい。

 

滝めぐりコースと山頂への直登コースの分岐。

わたしはこの看板の真後ろを進みます。破線ルートですが、四国電力関係者の作業道になっているようです。踏み跡も明瞭です。沢沿いなので、間違えることもありません。テープもあります。

四国電力関係者のみ車ではいれる車道に出ました!

あとはひたすら車道を歩きます!快適!

ロックフィルダム堰堤を遠めに。

登りの時に歩いた送電塔が見えます。

堰堤が近づいてくるとあっという間に登山口に戻ってきました!お疲れ様でした!

車道といえど、退屈ではないのが救い。右側は開けていてずっとダムを眺めながらなので気持ちがよかったです。しかも紅葉真っ盛りですからね~

まとめ:紅葉する「落葉樹」中心のハイキング&「パノラマ石鎚山系」に稲叢山は超絶オススメ!

とにかく、変化に飛んでいる稲叢山の登山は大満足でした。

  • 紅葉する「落葉樹」中心のハイキング
  • 「THEパノラマ石鎚山系」
  • 標高差が少ない
  • 朝づゆが付く心配もない
  • 稲村ダム自体が観光・紅葉スポット

たまには適度に手が入っている山も手ごろでいいですね。ダムが自然と共存しているところに感動さえ覚えました。

ダムカードは国道194からダム側へ入ったところのの本川村・大橋ダムの本川電力センターでいただけますが、稲村ダムを撮った写真か、四国堰堤88カ所の判子など、行ってきた証拠が必須になりますのでご注意ください。

本川電力センターは無料で入場できます。勉強にもなるのでお時間のある方はぜひ!

本川電力センターの揚水発電の説明。

稲村ダムへのアクセス

稲村ダムまでの道は冬は除雪が期待できなさそうです。台風のあとで少しがたがたの部分もありましたのでご注意願います。

旧本川村(現いの町本川)から15km程度です。

 

稲叢山は「山と高原地図・石鎚山・剣山」には載っていませんのでこちらを購入しましょう!地図なしで登るのは絶対にだめです!

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