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秋の石鎚山、面河ルートを歩くの巻【10時間/13kmのロングルート】。

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こんにちは!高知県在住アウトドアライターのaimiです。

先日「裏石鎚」を眺められるルート、面河ルートから石鎚山に登ってきました。

このルートは標高差約1,300m、往復だと休憩なしで10時間。日の長い時期以外は往復はオススメしません。(日の長い時期でも体力はかなり必要)なので、往復はやめ、公共交通機関を使って、土小屋に降りるルートで臨みました。

【今回のルート】

面河渓→面河キャンプ場→面河ルート登山口→面河山→愛大石鎚小屋→石鎚山→土小屋

所要時間約8時間、距離13キロ程度。

※土小屋から面河までは1日2本・土日祝のみ伊予鉄バスを利用し戻る計画

ルート上のお手洗い

今回は長いルートなので、あらかじめ確認してから進みました。

面河茶屋前、愛大石鎚小屋(有料100円)、二の鎖小屋(有料100円)、山頂小屋横の4箇所にあります。

面河渓→面河キャンプ場→面河ルート登山口

面河のバス停の脇(横付けではなく、スカイライン入り口はさんで向こう側)や五色橋の先に駐車場スペースあり。道路が狭いので、紅葉時期は大変混雑、混乱すると思います、ルールを守って駐車しましょう。

もし車中泊される場合は、面河渓のすこし手前、「おもごふるさとの駅」の駐車場がとても広いです。

面河渓。朝7時ころの出発だったのでまだ日が差し込んでない状態。少し残念ですが、先は長いので急ぎましょう。
面河茶屋。ここから先は車両侵入が不可です。軽い食事も提供しているようです。
彩雲、生まれて初めて見ました。

面河渓を後にし、沢沿いをどんどん進んでいきます。レトロな標識を見ながら、鳥居のある登山口へ。ここに登山ポストがあり、登山のスタートです。

石畳に風情を感じます。

面河ルート登山口→面河山→愛大石鎚小屋

いきなり急なのぼりになり、体が温まってきました。行動食や水分を取りつつ進みます。

今回、台風の一週間後だったので、荒れているように想像しましたが、さほどではありません。台風直後に愛媛大学の方々が登られたという情報と、人がある程度入ったあとというのもあり、安心して進みました。

とはいってももともと倒木がそのままになっているところは多数ありましたので、注意は必要です。

登山道をふさぐ木。
少し登ると、稜線を確認することができます。まだガスに覆われています。

この日の天気予報は曇りから晴れ。しかし予報よりも晴れる時間が遅いようです?まだガスに覆われています・・・・。

景色は見えないけれど日が差さないうちにどんどん標高を稼ぎます。ですがひたすら上るので、結構大変。そのため、荷物はすごく少なくしてきました。

【参考記事】

[blogcard url=”https://www.aimisuna.com/2017/09/25/post-4762/”]

ちなみに、このルートは水場が3箇所ほどありました。もし水を少なく持ってきたとしても補給ができます。ほかの主なルート(土小屋ルート、表参道ルート)が水場が一切ないので、このルートは荷物を軽く登りたい人にもはオススメです。おいしく、冷たいコンコンと湧き出るお水が思う存分飲めますよ!距離こそ長いですがw

ぶなにびっしりコケが生えていて、さらに力強さを感じます

愛大石鎚小屋(避難小屋)に到着すると、青空が見えてきました。小ぢんまりとした小屋ですが、しっかりと毛布などが完備されています。棚を見ると山岳救助隊さんの荷物も保管されているようでした。バイオトイレ(使用料100円)もあります。

こちらで休憩です。ベンチもあり、日が差してきました^^裏石鎚がとてもかっこよく見えます。個人的にはどこから見る石鎚山よりもかっこいいと感じました。やはり「苦労して見ている」というのが意味があるかもしれませんね!

ガスが取れつつある石鎚山頂。山頂小屋も見えます。まだまだ距離がある!!

位置的には、泊まって山頂でご来光を見るには遠すぎる印象の愛大小屋。

ヘッドライトをつけて歩くには道が悪い。この小屋をベースキャンプにするには、とどまって「裏石鎚と星空撮影」とかでしょうか?泊まりにくるにはなかなかハードルが高いです。さらにここまで来るにも重い荷物を担ぎ上げなくてはなりません。

後で調べてみると「沢登り」をする沢ヤさんのベースキャンプなどの利用価値があるようです。ナルホド!

愛大石鎚小屋→石鎚山(危険箇所アリ)

この「石鎚山・面河ルート」を検討する人の中には、地図に「道が悪い(崩落箇所アリ)」の表示があるので敬遠する方も多いとのこと。その主に「道が悪い」のは愛大小屋から上なんですよね。

でも実際、私が歩いた感想としては、

  • 「ルートの先をしっかりと確認し、あせらず気をつけて歩けば問題がない」
  • 「3点支持さえ理解していれば大丈夫」

といった印象。

たとえば、下記の写真。

崩落してはいますが、ロープを補助的に持ち、足がかりさえしっかり捕らえていれば、先に進めます。

写真で取ると簡単に見えてしまうのが怖いところですが、結構斜度があるんです・・・・

進む前に、しっかり自分の行く先を見据えて、崩れやすい場所を避けていけば大丈夫です。もし崩れてしまっても、次の一歩が出やすい場所。選ぶのが難しいかもしれませんが、あせらなければ見つかるはずです。

はしごが腐って落ちてしまっている場所。

全部で「これはちょっと・・・」と思う場所は3箇所くらいだったと思います。パーティの場合は、後ろの人は前の人が渡り終えた後に渡るなど、配慮しましょう。

ここさえ終われば、二の鎖小屋ももうすぐ。裏石鎚を眺めながらなので気持ちがいいです。花も多くなってきました。

ここから表参道、土小屋ルートと合流になります。
階段がつらい。こればかりは慣れないのです・・・・
この石段を登れば、弥山です!

弥山に到着しました。たくさんの人がお昼休憩をしています。少しガスに覆われてしまいましたが、これも山の天気。予報どおりにはいかないものですね。

紅葉には今一歩という感じですが、少し色づいている箇所もあります。

山頂小屋の裏から。二の森への縦走路が見えます。

少し寒いので山頂小屋でカップラーメンいただき、天狗岳にも登ってみます。

ここも3点支持が基本。土曜日のお昼時なので登山者が集中してしまっています。さらに往路の人と復路の人がごちゃまぜになり混乱しています。登る場合は前後の人の動きを見て、近づき過ぎないようにしましょう。

【参考記事】

[blogcard url=” https://www.aimisuna.com/2017/09/24/post-4738/ “]

石鎚山→土小屋

云わずと知れた、石鎚山で一番楽に歩けるルートです。これ以降はもう安心。しかし、登山の怪我は下山時に多く起こるものなので、気は抜かずに最後まで歩きましょう。

分岐地点。二の鎖小屋で最後のお手洗いを済ませたら後は一気に下ります。
土小屋登山口に戻ってきました。

土小屋登山口で、16:25のバスを待つ予定だったのですが、時間が30分ほど余ってしまいました。待とうと思っていたのですが心優しい方(松山からお越しの団体さんご一行)に拾っていただき、面河バス停まで送っていただきました。とてもありがたかったです。

山を歩いていると、良い人にたくさん出会えて心も豊かになります。自分も他人に優しくしていきたい、と常々思いますよ(汗)。

以前行った、二ノ森では頼りにしていた水場から水が出てなくて、近くにいらっしゃった方に水を分けていただいたことも。ちょうど「ボッカ耐久訓練」と称してたくさん水をお持ちのことで・・・・よかったです(涙)。特に四国の方は良い人が多いですね!!

面河バス停からは面河渓の駐車地点まで徒歩で15分ほどでした。お疲れ様でした~!長かった!!8時間50分の長旅(休憩は1時間半くらい)でした。

まとめ

長丁場ではありましたが、荷物を少なくしたことで、体力を温存できました。

やっぱり荷物、重要!

先にもご紹介しましたがモンベル「クロスランナーパック 15」は優等生です。(大げさではなく「買ってよかった」×10くらい)

水(スポーツドリンク)は2リットルほぼ飲み終わりました。

汲まなくても足りましたが、秋や冬でも汗はかきますので、意識してこまめに水分補給はしないとな、と感じました。もちろん塩分も。

往復のこのルートは・・・夏しか考えられませんが、長いし暑いし個人的には挑戦しないと思います(汗)。

そして、復路はやっぱり土小屋がイイ!困ったときの土小屋!足に優しいですし。

この日も、秋でかつ、涼しかったけれど登山道で会った人はほかのルートとの合流地点までにたった1人。

あんなに弥山、天狗岳は混んでいたのに。穴場中の穴場ではあります。さすが四国です!春か秋がオススメですね。

思い立ったら吉日。ぜひぜひ穴場の裏石鎚を眺めにいらしてくださいね。
【今回の行動記録】

[blogcard url=”https://yamap.co.jp/activity/1208559″]

以上、「秋の石鎚山、面河ルートを歩くの巻。」の記事をお送りしました。

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