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佐川町に移住してもいいですけど、定住するかどうかは別のハナシ

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こんにちは、aimiです。

少し高知の山沿いは秋の気配が出てきました。

8月中旬というのに。季節を濃く感じられるのが「高知」なんです。

さて、先日「移住者交流会」というものがあり、

移住を検討されている方と交流させていただきましたので

そのとき思ったことをまとめました。

佐川町に引っ越してきたとしても、決して「定住」「永住」しなくていい

何組かの移住検討者さんと、町役場の人とお話もさせていただいていたのですが、夫婦で話し合い「事前に」わたし達なりに固まっていた答えがこちら。

「佐川町に定住、永住にこだわらなくてもいい」。

せっかく貴重なお時間を使って高知まで見にきてくださった移住検討者さんたちにうそをついてはいけません。

ありのままを知ってもらいたいと話しました。

理由はこちらです。

  1. 佐川町にはほとんど仕事がないから
  2. 場所を移動しても、「第2のふるさと」と思ってくれるだけでいいから

佐川町にはほとんど仕事がないから

例えば、わたし達夫婦の家の両隣は、世帯主が年金生活者さん。

もう現役をリタイヤされている人ですが、

だから住み続けているのであって、実際息子さん、娘さん夫婦は高知市、またはその向こうまで1時間以上かけ通勤されています。

ここに実家があるから住んでいるだけであって、はっきりいって不便なことが多いとおっしゃられていました。

こればかりはほかの家のご事情もあるので踏み込んで聞いたりはしませんが

もしわれら夫婦が同じ立場ならば、子供のことも考えて高知市に住むほうが明らかにベターです。

夫婦2人とも通勤1時間以上でしたら東京に住んでいるのと変わらないです。

このことからもわかるように佐川町に住むにおいて、一番のネックは「仕事」です。

実際、我が家も夫が協力隊で勤務している間は給料が保証されていますが、3年後は自力で「生業」「仕事」を見つけなければなりません。

詳細は伏せますが、協力隊卒業生の「就職したよ!」というお話はありません。

定住はされているようですが。

「協力隊で学んだこと」+αの何本柱かで稼ぐイメージです。

夫ももし佐川町に定住するならこの形、といっていました。

しかしメインに考えている「生業」すらない状態なら、ほかの場所への引越しもやむを得ません。

愛媛県西予市で持続可能な地方移住についてインタビューしてきた記事です。

https://www.aimisuna.com/2018/05/17/morinoyouchien/

 

場所を移動しても、「第2のふるさと」と思ってくれるだけでいいから

『待機児童「ゼロ」や自然が多いなど多大なメリットは

あるから衝動で佐川町に引っ越してきてみても別にいいんです、

受け入れはしっかりとします。

ただその後のライフステージで場所を移動しても、

「第2のふるさと」と思ってくれるだけでいいんですよね』~町役場の方談。

交流会での町役場の方の話になるほどな、と思ったのです。

この話を参考にして、移住希望者の方に回答させていただいてました。

結局、地方創生事業で予算を取って、「地域おこし協力隊」を雇用したり移住を促進したりしても「地方から人口が減るのは避けられない問題」なんですよね。

実際毎月の月報「さかわ」での「お悔やみ」と「おめでとう」の欄を確認すると「おめでとう」3人程度に対し「お悔やみ」が6~8人。

残念ながら「生まれてくる子供の倍以上に」亡くなる人が増えていっています。

それだけ、田舎は次の世代を担う若い世代がいないということ。

なので、

「好きなだけいてくれるだけでいい。また気に入って『ふるさと』に戻ってきてくれる」

くらいの軽いスタンスでいいと思うんですよね。

その話しているわたしたち自身が、「出て行って」→「戻ってくる」側になる可能性も大なのですがw

人の考え方は変わっていくものですから否定はしないでください。

まとめ:佐川町に移住してもいいですけど、決して「定住」「永住」しなくていい

  1. 佐川町にはほとんど仕事がないから
  2. 場所を移動しても、「第2のふるさと」と思ってくれるだけでいいから

移住希望者の方たちが口をそろえていわれていたのが「仕事さえあればすぐに移住したいです」というお言葉。

でも「田舎に来たから仕事は何でもいい」っていうのは違うと思うので、

よく考えて移住してきてほしいです。

楽しみにお待ちしています。

さいごに以前インタビューさせていただきました、愛媛県で「森のようちえん事業」をされている加藤千晴さんのツイッターから。

#地域おこし協力隊 の旦那と任期終了後について語る。多くの場合、協力隊ってその地域への定着率や事業を立ち上げ、うまく回してるかで評価されたりする。でも1番大切なのは、本人たちの納得感や満足感だよねということで一致。この2つがないと、定着も起業もできないし、続かない。#移住女子

— 加藤千晴 (@Mt8chiharu) 2017年2月21日

何度読んでも参考になります。

以上、「佐川町に移住してもいいですけど、定住するかどうかは別のハナシ」の記事をお送りしました。

【参考記事】

https://www.aimisuna.com/2017/06/22/post-2166

地方移住を考える方には、1度は読んでいただきたい本

地方には仕事がありません。

四国のことでいうと、「都会と地方が両方とも楽しめるところ」のは県庁所在地くらいです。

この本を読むと「自分が地方で暮らすためにどう人生を過ごしたいのか」が明確になってくるはずです。

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