登山

登山中、気分が悪くなったら山小屋に頼っていいの?

こんにちは!山小屋バイトを2ヶ月経験したことのあるaimiです。

こんかい、そのバイト経験と、10年の登山経験をもとに、よくある疑問にお答えしようと思います。

登山はすべて自己責任?

たとえば一番登山者の多い真夏。一番気をつけなければならないのは熱中症ですが、登山中はそれに加え、高山病や、滑落などの危険も加わります。

夏休みに入ると、山小屋泊で登山を楽しまれる方も多いかと思います。

その際、「具合が悪くなったら山小屋にどれくらい頼ってもいいのか?」という疑問点が沸いてくると思います。

「登山はすべて自己責任」という意識をお持ちの方が多いと思いますが

尻込みしすぎて小屋泊登山ができなくなるのはとてももったいないです。

山小屋勤務経験のあるわたしがお答えしたいと思います。

山小屋は、登山者を見捨てることは絶対にしない

もし具合が悪くなったりケガをしてしまった場合、

山小屋では

  • ヘリを呼ぶ対応をする
  • 薬を出してくれる
  • 寝る場所など特別に配慮してくれる(要・個室料金)
  • あらゆる相談に乗ってくれる

などの対応を行います。

上から順に重症度合いが高い順で記載させていただきました。

結論から申し上げますと「山小屋は、登山者を見捨てることは絶対にしない」です。

具合によってはヘリを呼ぶ対応をする

これはわたしが南アルプスの小屋で高山病になった際に聞かれたことですが、

衣服をゆるめて、しばらく休んでいても嘔吐がとまらなく、真っ青な顔をしていたので「山小屋の対処にも限界がある。まだ明るいしヘリで下山しますか?」と聞かれました。

その頃はガイドさんにもらった薬がきいてきたのもあり、嘔吐も止まったのでお断りしていましたが、大混雑していた小屋でしたので少し考えさせられました。

「ヘリで運ばれるのもありかな・・・」と一寸考えたのですが、思いとどまりました。

仮にヘリが来ていたら、かなり風が起きますし、その周りには人が居られません。

かなりのご迷惑になったと思います。

しかし、「周りに迷惑がかかる」って今思えば思考としては間違っていたと思います。

気圧が低い高所の山小屋ではいつ体調が急変するかもわかりません。

そうなると周りの方にさらに迷惑をかけることになります。

「具合が悪いときは山小屋に一刻も早く相談」してください。

ヘリが飛べるかの状況判断もありますし、もしかしたらタイミング悪くガスが出て飛べないかもしれません。

具合が悪い・怪我したなどの場合、近くに山小屋があれば連絡することが重要です。

ヘリが飛ぶか飛ばないかはその後の判断になります。

※民間ヘリを呼ぶ場合、自己負担になりますので、山岳保険に加入していると安心です。

友人は燕岳でピッケルで間違えて自分の手をさしてしまったそうで、血が止まらなくヘリで下山しました。

そのときの請求はなかったそう。入っておくと安心ですね。

薬を出してくれる

持病をお持ちの方でご自分の薬以外は飲めないという場合以外は処方してくれる場合があります。

いただけた場合は、丁重に御礼をしておきましょう。

山の中まで薬を持ち運ぶこと自体が、大変なことです。

ただ、アレルギーなどお持ちの方はお断りしたほうがいいでしょう。

夏季山岳診療所を期間限定で設立している小屋もあります。

確認してみましょう。

寝る場所など特別に配慮してくれる

大部屋に雑魚寝スタイルの山小屋が多い中、山小屋の中には「個室」がある場合があります。

念のためたずねてみましょう。

↓このムック本に詳しく乗っています。

気分が悪い場合、プライバシーの管理はもちろん、広いスペースでゆっくり休むだけでも、体力的・精神的に回復しますので追加料金を払ってでも個室指定しましょう。

わたしの具合が悪くなった「北岳肩の小屋」は個室がなかったため、広いスペースを貸していただきました。大変感謝しております。

あらゆる相談に乗ってくれる

怪我などでルートや天候情報を整理していると、リタイヤも考える人もいらっしゃるでしょう。

ルートを変更後のコースタイムや公共交通機関など、わからないことがあれば、山小屋スタッフに聞けば臨機応変に提案してくれると思います。

このとき、朝食・夕食混雑時などを避けて、時間を見計らって聞くようにしましょう。

山小屋のスタッフたちが一番忙しいのは食事の提供時です。

ルートの提案などはご案内するのに時間を要する場合がありますので、その時間を避けたほうがお互いにとっていいでしょう。

わたしも甲斐駒ケ岳で天候不良の際、「こもれび山荘」で下山場所を変えた「北沢峠」のバスの時刻を聞きました。

まとめ:ステップアップ登山に山小屋をぜひ活用しよう!

いかがだったでしょうか?山小屋は登山者を見捨てることは絶対にしません。

山小屋はそのために作られたといっても過言ではありません。

「ほんとうに困ったときだけに活用」してほしいのは、まぎれもない事実ですが、本人が「大丈夫」でも客観的にみてもらうと「大丈夫ではない」場合があります。

困ったときは山小屋に遠慮なく聞きましょう!

経験をつんでいけばいくほど、「宿泊登山」でないと見れない景色や体験がたくさんあります。

ぜひ、皆さんも楽しい登山ライフを!

以上、「登山中、気分が悪くなったら山小屋に頼っていいの?」の記事をお届けしました。

 

 

 

ABOUT ME
aimi
aimi
神奈川で15年間OLとして勤務→2016.3月高知へ夫婦で移住。 2017年4月から夫が地域おこし協力隊(木こり・自伐型林業)で勤務開始。 これから地方への移住を考えている方に向けて、のびのびと暮らす方法、登山、サイクリング、旅行のこと、いろいろ書いていこうと思っていますのでよろしくお願いします^^